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診療科のご紹介
循環器内科
 

特色
 最大の特色は「明るく楽しく親切に」をモットーとしていることです。しいて細かい特色を挙げると以下の通りです。
●当日に主要な検査を行ないます
   大阪中央病院循環器内科の特色の一つは当日検査主義にあります。午前中の11時までに患者さんに受診していただければ、血液検査や心エコー・頚動脈および下肢動脈へのドプラー・運動負荷心電図・ホルター心電図(24時間心電図)等の生理検査は必要があればその日のうちに受けていただくことができ、ホルター心電図以外の検査結果は同じくその日のうちに説明を聞いていただくことが可能です。以上の検査の結果から血管の閉塞や狭窄が疑われる患者さん(該当する疾患は狭心症・閉塞性動脈硬化症・腎動脈狭窄)がいらっしゃれば、可能であれば非侵襲的な64列CTによる血管撮影の検査を予約していただき、必要に応じてカテーテル検査に進むようにしています。 
治療は短期の入院で済むように努めています
   当院循環器内科のもう一つの特色は短期入院主義です。狭心症に対する侵襲的治療の標準である経皮的冠動脈形成術(PCI)を例に挙げると、午前中に入院していただいて午後にPCIを受けていただき翌々日まで安全を監視して退院していただくという2泊3日コースを採っており、患者の皆様方から御好評をいただいております。
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主な診療疾患
1.狭心症
    心臓を養う動脈が狭くなっておこる狭心症は、運動時の胸部圧迫感が典型的な症状ですが、無症状でも非常に危険な狭窄病変を認めることがあるため、運動や薬物による負荷を行ってご本人が気づかない心筋虚血がないかを確認するようにしています。狭心症に伴う心筋虚血が疑われれば、CT施行が可能な患者さんに対してはまず64列CTで狭心症の原因となる血管病変を確認しています。そして本当の狭心症の可能性が高ければ、心臓カテーテル検査をお勧めし、必要があればカテーテル検査の当日に経皮的冠動脈形成術(PCI)を施行するようにしております。当院の心臓カテーテル検査の入院日数は一泊2日、もしPCIを施行するなら2泊3日です。
 2010年度(1月〜12月)は心臓カテーテル検査を930例施行しました。うち経皮的冠動脈形成術は441例に施行しました。全例で手技は成功し、死亡・脳梗塞・緊急手術・心筋梗塞といった重篤な合併症は1例もありませんでした。
2.カテーテルアブレーション(特に心房細動)
    上室性頻拍、WPW症候群、心房粗動、心室頻拍といった不整脈はカテーテル治療で根治できる症例があり、従来適用があればカテーテルでアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)が行われていました。しかし心房細動に対するアブレーションは難しく、なかなか施行している施設は少ないのが現状です。当院ではアブレーション治療の第一人者である黒飛先生が、定期的にアブレーション治療を行っており、発作性心房細動はいうに及ばず慢性心房細動のアブレーションも適用があれば施行しております。H22年度のアブレーション件数は44例で、内訳は上室頻拍4例、心房粗動3例、発作性心房細動17例、慢性心房細動20例でした。全例で手技は成功し、死亡・脳梗塞・緊急手術といった重篤な合併症はありませんでした。正常リズムにもどった心房細動治療症例中再発が見られたのは8症例でした。再発症例に関しては同意が得られれば再度アブレーションを施行しております。
3.洞機能不全・完全房室ブロック・心房細動―ペースメーカーを必要とする不整脈
    人間の脳は酸素不足に弱く、3秒間以上の心停止で意識が遠のく感じがし、5秒以上の心停止で失神することがあります。失神につながる徐脈性不整脈としては洞機能不全・完全房室ブロック・心房細動の一部があり、心停止時間が長ければペースメーカー植え込み術の適用となります。ペースメーカー植え込み術のH22年手術件数は8例でした。
4.慢性閉塞性動脈硬化症と腎血管性高血圧(腎動脈狭窄)―末梢動脈の血行再建
    下肢動脈の狭窄や閉塞が原因となって下肢の歩行時疼痛や壊死が起こります。下肢動脈の狭窄を拡張する経皮的動脈形成術(PTA)はH22年で16例でした。血行再建の困難な閉塞性動脈硬化症の症例に対してはLDLアフェレーシスによる治療も行なっています。また腎動脈に狭窄があると高血圧(腎血管性高血圧)や腎機能の廃絶が起こりますが、腎動脈の狭窄を広げる経皮的腎動脈形成術(PTRA)は8例でした。
5.急性心筋梗塞と心不全
   重症急性心筋梗塞や心原性肺水腫等の重症心疾患の入院に関してはレスピレーターや種々の回路を駆使して全身管理に勤めています。しかし、一般的には両疾患とも、極度の低心拍出量状態か感染症や腸閉塞などの重篤な合併症がないかぎり、患者さんはおおむね2週間以内に回復し退院されています。
6.家族性高コレステロール血症
   コレステロール(正確には悪玉コレステロールと世間でいわれるLDLコレステロール)の代謝の鍵となるのは、肝細胞などの表面にあるLDL受容体ですが、それが遺伝的に欠損しているのが家族性高コレステロール血症です。LDL受容体の機能が半分異常をきたしているのが家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体、完全に異常をきたしているのが家族性高コレステロール血症ホモ接合体です。ヘテロ接合体の患者さんは全人口の500人に1人、ホモ接合対の患者さんは100万人に1人います。問題はこの疾患に罹患すると、重症のヘテロ接合体症例の一部とホモ接合体の全症例が、LDLアフェレーシスという透析に似た特殊な回路で治療しないと動脈硬化が進行するため、長期間の健康ないし生存が維持できないということです。当院は梅田にあって交通の便が良いため、大阪大学や国立循環器病センターなどからご紹介頂いた患者さんを多くあずかりLDLアフェレーシスを施行しております。同じ疾患で苦しまれる方がおられたらぜひ受診してみてください。
7.敗血症ショック・腎不全・慢性関節リウマチ・多臓器不全など―血液浄化
   循環器内科は全身管理科という特性上泌尿器科とも協力しながら種々の血液浄化回路を運営します。患者さんの病態に応じて血漿交換・エンドトキシン吸着・白血球除去・透析・緩徐式限外ろ過などの種々の回路を管理運営しています。
8.深部静脈血栓
   大腿静脈等の下肢静脈血栓が肺塞栓を引き起こすことはエコノミークラス症候群としてよく知られるようになりました。当院では肺塞栓を起こすリスクの高い腸骨静脈から大腿静脈の大きな血栓症に対しては、一時的もしくは植え込み式に下大静脈にフィルターを留置して肺塞栓を防ぎ血栓を溶解するよう努力しています。軽症例は投薬等によって保存的に治療させていただいています。
9.生活習慣病
   動脈硬化性疾患は、糖尿病・高脂血症・高血圧・内臓脂肪型肥満・喫煙等の生活習慣病を基盤として発症するため、糖尿病グループと連絡を密にしてその予防にあたっています。最近話題のメタボリックシンドロームに関しても、大阪大学の研究グループと交流を重ねながら予防にあたっています。
  (禁煙外来について:詳しくはこちら

  今後とも患者さんが治療および予防による利益を最大限に得られるよう努力していきたいと考えています。心臓疾患で苦しんでいらっしゃる方、生活習慣病に伴うリスクファクターをお持ちの方などの御相談をお待ちしております。

診療実績
●主な治療手技と検査の件数
(H25年実績)
心臓カテーテル検査(PCI等を含む):965例
経皮的冠動脈形成術(PCI):424例
経皮的動脈形成術(PTA):11例
経皮的腎動脈形成術(PTRA):5例
カテーテルアブレーション:61例
ペースメーカー植え込み術:13例
下大静脈フィルター(IVCフィルター):(一時的と植え込みを併せ)9例
心臓CT(冠動脈MDCT):1,032例
(H24年実績)
心エコー:2,850例
頚動脈ドプラー:2,445例
下肢動脈ドプラー:280例
下肢静脈エコー:1,114例
腎動脈エコー:2,438例
トレッドミル運動負荷心電図:1,780例
ホルター心電図:310例

●経皮的冠動脈形成術の実際
心筋梗塞の患者さんの冠動脈造影。右冠動脈が途絶している。
ワイヤーを通してバルーンにのせたステントを留置する。
 
血行再建後。右冠動脈は末梢まできれいに造影されている。
 

●血管内超音波像
血行再建前。中心にある超音波カテーテルの周囲は動脈硬化巣で覆われている。
 
血行再建後。ステントが均一に拡がって3oの血管径が確保された。
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スタッフ紹介
 
柳 光司
(やなぎ こうじ)
柳 光司
所属診療科 循環器内科
役職 医務局長・循環器内科部長
資格  
専門分野 虚血性心疾患、不整脈、動脈硬化
治療に対するモットー
  誠実・明朗。気軽に御相談をお受けできる医療。
西田 義治
(にしだ よしはる)
所属診療科 循環器内科
役職 医長
資格 医学博士(大阪大学)
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
専門分野 循環器一般、動脈硬化
治療に対するモットー
  患者さんの立場に立った医療を心がけています。
西尾 宗高
(にしお むねたか)
所属診療科 循環器内科
役職 医長
資格 日本内科学会認定医
専門分野 循環器一般
治療に対するモットー
  出来るだけ、より良い治療をめざします。 
黒飛 俊哉非常勤
(くろとび としや)
所属診療科 循環器内科
専門分野 循環器一般
吉田 聡非常勤
(よしだ あきら)
所属診療科 循環器内科
専門分野 循環器一般
梁 美和非常勤
(りょう みわ)
所属診療科 循環器内科
専門分野 循環器一般
資格 日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本医師会認定産業医
医学博士(大阪大学)
奈良県立医科大学非常勤講師・臨床教授
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医療設備・装置
 
血管撮影装置(心臓用)
 
2005年10月より、最新のフラットパネルを用いた心臓用血管撮影装置(フィリップス社製 Allura Xper FD10)を導入し、毎月60件を越す検査・治療にあたっています。従来の装置より低線量で高精度の画像が得られ、迅速で的確な診断が可能となっています。

   
MDCT装置(心臓検査)
 
MDCT(64chマルチスライスCT)では、10秒以内の息止めで心臓の血管を撮影します。10秒以内の検査では、心拍変動の影響が受けにくく造影剤量も少なくてすみます。また、専用3Dワークステーションにより高精細な画像を作り出します。
マルチCT 動画1(心臓血管)(※)
マルチCT 動画2(心臓血管)(※)
動画はクリックするとWindows Media Playerによるムービーの再生が始まります。ムービーの再生にはWindows Media Playerが必要です。
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/default.aspx
Windows Media Playerがインストールされていない場合は、上記URLよりダウンロードして下さい。
 
デジタルホルター記録器
  心臓の異常を調べるために心電図を24時間記録できる約40gの超コンパクトなデジタルホルター記録器(FM-150)を用いています。記録器本体は、衣類内に装着しますが、超コンパクトなため装着していることがまったく分かりません。デジタル記録なのでテープ式のような回転音もありません。
 
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雑誌等掲載情報
 
2011/1/13 日本経済新聞夕刊第9面記事に日経実力病院調査「狭心症編」として
「狭心症治療の実力病院」の表中にカテーテル手術が全国20番台、近畿で3番目として掲載されました。
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各科のページ
   外来の診療担当表を示します。心エコー・頸部ドプラー・下肢動脈ドプラー・トレッドミル運動負荷心電図は必要あれば午前11時まできていただければ当日施行、当日結果を説明させていただきます。ホルター心電図(24時間心電図)は翌日が休日であれば当日施行は不可能です。心臓CT(冠動脈MDCT)に関しては残念ながら現状では予約制ですので悪しからずご了承ください。

循環器内科の診察曜日・時間の詳細は診療担当表へ
メタボリックシンドロームと検査・治療のご紹介
                          (院外報第6号より)