日本医療機能評価機構認定病院 「健保連 大阪中央病院」 大阪の都市型病院として高レベルの医療を提供する 健保連大阪中央病院
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診療科のご紹介
外科
特色
 

 大阪中央病院の外科は各種疾患(消化器領域、乳腺・甲状腺領域、肛門領域など)に対してそれぞれ専門的なトレーニングを積んだスタッフが、時代の最先端といえる治療を実践しております。中でも消化器外科における内視鏡手術(腹腔鏡下手術)手技を用いた低侵襲性治療(身体にやさしい、キズの小さな治療)には最も力を入れております。さらに乳癌、消化器癌等に対する化学療法(抗癌剤治療)に関しても、ガイドラインに準じて施行しております。また、スタッフ全員が外科専門医(日本外科学会)です。

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主な診療疾患
 
1,消化器領域
 食道、胃、小腸・大腸、肝臓、胆嚢・胆管、膵臓等の疾患に対する外科治療を行っております。従来の開腹手術による治療はもちろんのこと、当院の特徴として、腹腔鏡(内視鏡)を用いた手術を各種疾患に積極的に導入して、患者さんにやさしい治療(低侵襲性治療)を目指しています。
この分野に関しては、1997年(平成9年)に内視鏡外科治療を専門的に研究する、日本で最初の教室として「大阪大学内視鏡外科学講座」が現当院院長大橋秀一を教授として発足し、現当院外科部長谷口も主要メンバーとして参加しておりました。内視鏡外科手術は従来の外科手術とは異なる特別な技術が必要なために、当初は一部の先進的な施設でのみ行われていましたが、ご存じの通り、技術ならびに機材の進歩で一般臨床の場でも目を見張る普及をとげました。当大阪中央病院では、大橋院長の就任に伴って、大阪大学時代の研究成果を実際の一般臨床で実践するべく積極的な取り組みを行っております。
さらには、消化器内科との合同カンファレンスを毎月定期的に開いて、一人一人の患者さんに最適な治療法を外科的・内科的両面から総合的に検討しています。
 
  以下に当院で行っている主な治療内容を簡単に述べます。なお、患者数などは平成18年末のものです。
 
【1】 胆嚢疾患: 胆石症良性胆嚢ポリープ胆嚢腺筋症などに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術は、当院外科でも最も施行症例の多い手術で概ね例年120人程度の患者さんに施行しております。この手術は今や標準的治療として全国の病院で行われておりますが、当院では過去に上腹部の手術を受けた既往のある患者さんや急性胆嚢炎で他院では開腹手術を勧められた患者さんに対しても積極的に内視鏡下手術の恩恵を享受していただけるよう努力しております。過去5年間で上腹部手術既往の患者さん15人に対して内視鏡手術(腹腔鏡下手術)を試みて、残念ながら3人の患者さんは開腹手術に変更させて頂きましたが、残りの12人の患者さんには内視鏡手術(腹腔鏡下手術)での胆嚢摘出が可能で、入院期間の短縮と早期社会復帰に成功しました。
さらには、胆石症の10%程度に存在するといわれる総胆管結石症の患者さんに対しても、一部の例外を除いてほぼ全例に胆嚢摘出と同時に腹腔鏡下に結石除去をさせていただいております。総胆管結石は、手術前にその存在が分かっている場合はもちろん、手術中の胆管造影検査で判明した患者さんの場合も一期的に内視鏡手術(腹腔鏡下手術)で摘出することを原則としております。
【2】

食道疾患: 腹部食道の良性疾患に力を入れております。腹部食道というのは通常の開腹手術では相当大きく切らないと手術できない部位ですが、腹腔鏡を用いれば比較的簡単に術野が展開できるため、内視鏡手術(腹腔鏡下手術)の良い適応と考えています。食道アカラシア(食道無弛緩症)に対する内視鏡手術(腹腔鏡下手術)は大阪大学時代(1994年)に日本で初めて我々が成功させ英文論文として報告しました。(http://www.springerlink.com/content/jq531722n4458m32/
当院で手術させていただいた8人を加えてこれまで(大阪大学時代も含めた通算で)34人の食道アカラシア患者さんに内視鏡手術(腹腔鏡下手術)を行い満足頂いております。
また、逆流性食道炎食道裂孔ヘルニアに対する内視鏡手術(腹腔鏡下手術)も積極的に行っており、腹腔鏡下噴門形成術を14人の患者さんに行わせて頂いております。

【3】

胃疾患: 当院の大橋院長は日本で初めて腹腔鏡下胆嚢摘出術を成功させた一人として有名ですが、早期胃癌に対する腹腔鏡下胃内手術という過去の術式にとらわれない画期的な手術法を開発したことで世界的に有名です。(http://www.springerlink.com/content/r2u479q44p7220r0/
最近では早期胃癌に対しては胃内視鏡(ファイバースコープ)を用いた内視鏡的切除(EMR、ESD)が普及してきており、この手術の適応となる早期胃癌は激減しましたが、現在でも胃粘膜下腫瘍などの一部の腫瘍に適応しています。こういった経緯から、胃疾患に対する内視鏡手術(腹腔鏡下手術)に関して古くから研究してきました。患者さんの社会的な状況と病状に応じて、通常の開腹手術から各種内視鏡手術(腹腔鏡下手術)(胃部分切除、胃2/3切除、胃全摘など)まで幅広く対応しています。
さらには、胃全摘患者さんにおいて、小腸を胃の形に形成して胃を取り除いた部位に当てはめる「パウチ手術」も積極的に取り入れています。標準手術(ルーワイ法など)では取り除いた胃の代わりに細い小腸が食道に吻合されるために、中には手術後に充分な食事摂取ができず苦労される患者さんが存在します。「パウチ手術」では小腸を形成してある程度の容積をもった代用胃が作成できますので、手術後に食事が摂りやすくなるメリットがあります。これまで10人の患者さん(開腹8人、腹腔鏡2人)にこの手術をさせていただきましたが、いずれも安定して食事が摂れるまでに回復しておられます。

【4】 大腸疾患 大腸癌に対しても積極的に内視鏡手術(腹腔鏡下手術)を導入しています。一部の例外(腸閉塞を併発した患者さんや、まわりの臓器に浸潤した腫瘍の患者さんなど)を除いて、殆どの大腸癌患者さんに内視鏡手術(腹腔鏡下手術)を施行しています。年間25〜35人程度の大腸癌の患者さんを手術させていただいておりますが、内視鏡手術(腹腔鏡下手術)の割合は60%を越えております。最近、以前では永久人工肛門余儀なしとされた肛門に近い低位の直腸癌の患者さん4人に対して、自然肛門温存術式(内括約筋切除術)を腹腔鏡下に成功させました。まだまだ一般的とは言えない治療法で、どなたにでも適応できる訳ではありませんが、最先端医療を目指す我々の取り組みの一端としてご紹介させていただきました。
【5】 その他: 急性虫垂炎、ソケイヘルニアなどにも適応と考えられる患者さんに対して内視鏡手術(腹腔鏡下手術)を行っています。
   
2,乳腺・甲状腺領域
  太田喜久子医長を中心として活動しています。当院検診センターとの協力体制で、診断から治療(手術、化学療法など)まで一貫した診療を行っております。
乳腺疾患に関しては、曜日によっては例外もありますが、女性技師による乳房レントゲン撮影や乳房超音波検査、女性医師による検診、入院・治療に関しても女性医師が担当するなど、できるだけ女性で対応させていただけるよう配慮しております。乳癌治療については、日本乳癌学会診療ガイドラインの指針に則りつつ、乳房温存手術など、可能な限り患者さんのご希望に沿うような治療選択を心がけております。
 甲状腺疾患に関しては、頸もとの目立つ部分の手術になりますので、できるだけ創部に配慮した手術を工夫しています。
   
3,肛門領域
  肛門疾患のエキスパートである岡空達夫医師(非常勤、大腸肛門病学会専門医・評議員)が診療にあたっています。痔核(イボ痔)、裂肛(キレ痔)、痔瘻脱肛直腸脱などの疾患を扱っています。痔核に関しては、病状と患者さんのご希望によって、従来から行われているミリガンモルガン法による痔核切除手術の他に、ゴム糸による痔核結紮術、痔核硬化療法など、いくつかの選択肢から治療を選択しています。痛みの少ない治療法、再発率の少ない治療法、入院日数の少ない(通院で可能な)治療法など、ご希望をお聞かせ下さい。
また、最近では、難治性の直腸脱患者さんに対して、内視鏡手術(腹腔鏡下手術)グループと協力して腹部から治療する手術法も導入しています。
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スタッフ紹介
 
大橋 秀一
(おおはし しゅういち)
大橋 秀一
所属診療科 外科
役職 院長・健康管理センター長
資格 日本外科学会・指導医
日本消化器外科学会・指導医
日本内視鏡外科学会会長(第6回)
日本内視鏡外科学会・理事
日本総合健診医学会会長(第32回)
日本総合健診医学会・理事
米国内視鏡外科学会(SAGES):2001年度Faculty
米国内視鏡外科学会雑誌編集委員
元 大阪大学内視鏡外科学教授
日本総合健診医学会指導医
健康保険組合直営病院長会議会長
専門分野 消化器外科、内視鏡外科
治療に対するモットー
  患者さんにやさしい手術を目指しています。
その他
  ●日本で最初の腹腔鏡下胆のう摘出術を施行。
●早期胃ガンに対する「腹腔鏡下胃内手術」を開発。
谷口 英治
(たにぐち えいじ)
谷口 英治
所属診療科 外科
役職 外科部長
資格 日本外科学会・専門医・指導医
日本消化器外科学会・専門医・指導医
日本内視鏡外科学会・評議員
日本消化器病学会・専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
専門分野 消化器外科、内視鏡外科
治療に対するモットー
  Do My Best!
個々の患者さんに対して最適な治療は何かを真摯に考えていきたいと思っています。
太田 喜久子
(おおた きくこ)
太田 喜久子
所属診療科 外科
役職 医長
資格 医学博士
日本外科学会専門医
日本乳癌学会認定医
日本消化器内視鏡学会指導医
専門分野 消化器外科、内視鏡外科、消化器内視鏡
治療に対するモットー
  患者さんのニーズにあった治療を、内視鏡・腹腔鏡を使って、安全・確実に行うこと。
吉川 正人
(よしかわ まさと)
吉川 正人
所属診療科 外科
役職 医長
資格 日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
専門分野 消化器外科、内視鏡外科
治療に対するモットー
  “治療する者と治療を受ける者”という関係である以前に“ひと”と“ひと”という関係であることを大切にしたい。
濱田 哲宏
(はまだ てつひろ)
濱田 哲宏
所属診療科 外科
役職 医員
資格 医学博士
日本外科学会専門医
日本外科学会認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器病学会専門医
専門分野 消化器一般外科、内視鏡外科
治療に対するモットー
  「患者とともに病と闘う」という姿勢で治療にのぞみます。
山上 裕子
(やまがみ ゆうこ)
山上 裕子
所属診療科 外科
役職 医員
資格

日本外科学会専門医・認定医
日本がん治療学会認定医
日本乳癌学会認定医
日本抗加齢医学会専門医
日本ヘリコバクター学会認定医
病態栄養専門医
NSTコーディネーター

専門分野 消化器外科、栄養
治療に対するモットー
 

目の前にいる患者さんやご家族さんに対して、「もし自分自身の家族だったら」という気持ちを忘れず、  丁寧に最善を尽くせるように頑張ります。

岡空 達夫非常勤
(おかそら たつお)
所属診療科 外科
専門分野 肛門外来
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診療実績
  平成21年の主な手術症例数
内訳
胆石症 85例 肛門疾患 64例
ヘルニア 46例 大腸癌 26例
胃癌 22例 胆嚢ポリープ 20例
虫垂炎 10例 総胆管結石症 9例
大腸良性疾患 9例 食道アカラシア 7例
食道裂孔ヘルニア 3例  
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症例登録
  当院外科では一般社団法人National Clinical Database(NCD)の外科手術・治療情報データベース事業へ協力しています。
  一般社団法人National Clinical Database(NCD)の外科手術・治療情報データベース事業とは日本全国の外科手術・治療情報を登録し集計・分析することで医療の質の向上に役立て患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
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