循環器内科
禁煙外来について
喫煙の害には、肺癌、肺気腫などの呼吸器疾患と、狭心症、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の二つがあります。ともに禁煙によってその発生率が減ることがわかっています。肺癌、喉頭癌の発症の予防や慢性呼吸器疾患の防止のみならず、当院の内科、循環器内科で力を入れて診療している生活習慣病から引き続き起こってくる動脈硬化性疾患の診断と治療の防止の意味からも、禁煙は大変重要なものです。喫煙の害を実感してもらうために、外来で呼気中の一酸化炭素濃度を測定しております。禁煙を思い立っているけれどもなかなか実行に移せない方はぜひ来院して測定して下さい。肺気腫などの〝たばこ病〟は一旦病気が完成するともとの肺はとりもどせませんので禁煙による予防が大切です。起こってしまった方には、咳､息切れの改善に薬物療法､呼吸器リハビリを行って症状を緩和します。
