循環器内科
禁煙治療について
- 1.どんな治療をするの
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受診時期 内容 治療前問診 禁煙治療のための条件確認 初回診療 呼気一酸化炭素濃度の測定
禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
禁煙補助薬処方再診1( 2週間後) 再診2( 4週間後) 再診3( 8週間後) 再診4(12週間後) - 2.禁煙補助薬ってどんなくすり?
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- 【経口禁煙補助薬 バレクリン(商品名:チャンピックス)】
- 健康保険が使えます。服用開始後、1週間は喫煙しても構いません。第1〜3日目は0.5mgを1日1回、第4〜7日目は0.5mgを1日2回、第8日目以降は1mgを1日2回計12週間服用します。他の禁煙補助薬と併用できません。
- 【ニコチンパッチ(商品名:ニコチネルTTS)】
- 健康保険が使えます。毎日1枚皮膚に貼り、皮膚からニコチンが吸収されます。一定期間をおきながら、貼り薬のサイズが大きいものから小さいものに切り替えていきます。
- 【ニコチンガム(商品名:ニコレット)】
- 薬局薬店で自費購入します。煙草を吸いたくなった時に、1回1個をゆっくり間をおきながら噛みます。口の中の粘膜からニコチンが吸収されます。
- 3.費用はいくらかかるの?(3割負担の場合)
- バレクリンの場合 約18,000円
ニコチンパッチの場合 約12,000円
保険適用となるのは以下の要件を全て満たした方のみで、一つでも要件にあてはまらない方は保険適用外(自費)となります。
※保険適用となる要件- 【1】直ちに禁煙しようと考えている。
- 【2】スクリーニングテストが5点以上でニコチン依存症と診断されている。
- 【3】1日の喫煙本数×喫煙年数の値が 200以上である。
- 【4】禁煙治療を行うことに文書で同意している。
- 【5】禁煙治療プログラムに沿って医師が指示した日(上記受診時期)に受診できる。(計5回)
- 【6】1年以内に保険適用による禁煙治療を受けていない。
- 4.禁煙外来について
- 毎週木曜日午後、循環器内科医師が行います。
完全予約制ですので、1階地域医療連絡室で予約をお取りください。 - ニコチン依存症診断のスクリーニングテスト
- 下記の質問を読んであてはまる項目に点数を入れて合計点数を出してください。
該当しない項目は「いいえ」とお答え下さい。設問内容 はい1点 いいえ
0点問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
問5.問4で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問8.タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
合 計 (5点以上をニコチン依存症と診断します)