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脳ドックプレミアムコース

‘脳ドックプレミアムコース’の特徴

【特徴1】
脳卒中(くも膜下出血、脳梗塞、脳出血など)の発症リスク、潜在している脳腫瘍(髄膜腫、脳下垂体腺腫、聴神経腫瘍など)の発見、物忘れ(良性加齢性健忘か?本物の認知症か?治療で治るか認知症か?)の鑑別を行い、結果は受検当日に担当脳神経外科専門医/脳神経内科専門医より、詳しくご説明致します。
【特徴2】
精密検査や治療の必要性がある場合は担当脳神経外科専門医/脳神経内科専門医が責任を持って、その疾患の精密検査や治療を専門とする医療機関(専門医指定)をご紹介させて頂きます。
【特徴3】
脳神経外科専門医/脳神経内科専門医に直接対面してお話が出来ますので、その他の気になる症状(頭痛、めまい、痺れなど)のご相談にも応じさせて頂きます。

特に脳ドックプレミアムコースをお勧めする方々とは

  • ・家系的に脳卒中が多く、脳梗塞、くも膜下血腫などの脳血管疾患が心配な方 
  • ・上記に併せて喫煙習慣、日常的にアルコール摂取量の多い方 
  • ・定期健診で血圧・血糖値が高く、特に運動不足・肥満傾向などメタボリック症候群及び予備軍と評価されている方
  • ・40歳以上で脳の検査をしたことがない方
  • ・特に日常生活で物忘れが気になる又は周囲から物忘れを指摘される方
  • ・手足のしびれが気になる方 
  • ・頭痛が気になる方
  • ・めまい/耳鳴り/聴力の低下などが気になる方

各種検査項目のご説明

1.頭部MRI/A
MRI/A検査は強い磁場を用い、脳と脳の動脈の状態の画像が得られる検査です。 CTスキャン検査と比べ放射線被爆も無く、特に造影剤も使わず脳の動脈の状態も 同時に観察出来るのが大きな特徴です。
脳ドック検査の中核となる検査です。この検査で発見される代表的な所見を示します。
  • 無症候性脳梗塞(‘隠れ脳梗塞’と言われ認知症との関連もあります)
    隠れ脳梗塞
    隠れ脳梗塞
  • 無症候性微小脳出血(脳出血の発症の危険が高い状態です)
    隠れ微少脳出血
    隠れ微少脳出血
  • 加齢性白室病変脳萎縮(認知症との関連のある所見です)
    加齢性白質病変
    加齢性白質病変
  • 脳内動脈の動脈硬化性狭窄閉塞(脳梗塞予備軍です)
    脳動脈狭窄のMRA画像例
    脳内動脈の動脈硬化性狭窄や閉塞
  • 未破裂脳動脈瘤(破裂すると‘くも膜下出血’になります)
    未破裂脳動脈瘤
    未破裂脳動脈瘤
  • 脳動静脈奇形もやもや病(破裂すると脳出血になります)
    脳動静脈奇形のMRI/A画像
    脳動静脈奇形
    もやもや病のMRA画像
    もやもや病
  • 無症候性良性脳腫瘍脳下垂体腫瘍(精密検査、定期的観察が必要)
    脳ドックのMRI検査で偶然発見される良性脳腫瘍や脳下垂体腺腫
    聴神経腫瘍 髄膜腫
    聴神経腫瘍 髄膜腫
    脳下垂体腺腫 多発性海綿状血管腫
    脳下垂体腺腫 多発性海綿状血管腫
  • 正常圧水頭症(物忘れ、歩行障害、尿失禁などがあれば治療で治る)
    特発性正常圧水頭症とは?
    クモ膜下出血、髄膜炎などの先行疾患がなく、歩行障害を主体として認知症、尿失禁を来たし、髄液循環障害に起因する脳室拡大を伴う病態である。
    (*クモ膜下出血・髄膜炎は2次的に水頭症を来たす代表疾患である)
    中高齢者に多く見られ、症状はゆっくり進行する。
    適切なシャント術によって症状が改善する可能性がある。
    特発性正常圧水頭症
    歩行障害 歩幅の減少、足の挙上低下、歩幅の拡大が特徴
    歩行は不安定で、方向転換困難なども見られる。
    認知障害 注意機能の障害、思考速度・反応速度の低下など
    排尿障害 切迫性尿失禁を認める。
    画像上は脳室の拡大を伴う(基準あり) ガイドラインに従って診断を進める
    特発性正常圧水頭症 特発性正常圧水頭症
2.頚動脈超音波(エコー検査)
頚部には大脳・小脳・脳幹に血流を送る4本の主幹動脈があります。頚部皮膚の上から超音波を当てて血管の動脈硬化の状態を観察します。これらの動脈に動脈硬化が強く起これば完全閉塞・狭窄により脳梗塞発症の危険が高まります。生活習慣病との関連も大きく特に高血圧、糖尿病、脂質異常症の人には高率にこれらの動脈に動脈硬化が存在します。喫煙も要注意です。また、この検査で要精査の場合、心臓の血管(冠動脈)にも同様な動脈硬化が存在する可能性も高く心筋梗塞を引き起こす危険とも関連します。
頸動脈超音波(エコー)検査画像
内膜中膜複合体(IMT) プラーク
内膜中膜複合体(IMT) プラーク
3.血圧脈波:ABI(Ankle Brachial Pressure Index)
ABIは、下肢動脈の狭窄・閉塞を評価する指標です。上腕と足首の血圧から算出されます。ABIは非侵襲的な検査で数値として評価できるので、PAD(末梢動脈疾患)患者の早期発見に有用です。PADは、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることからも、早期発見が重要です。
4.頚椎レントゲン検査
通常の頚椎(頚の骨)の並びや、変形、椎間板の減少を調べます。慢性の頭痛や肩こり、手足の痺れ、痛みなどの原因となる場合も少なくありません。
5.認知機能検査
物忘れが気になり医療機関を直接受診される方も近年、増加しています。一方、認知症の診断はMRIなどの画像検査のみでは初期には診断が困難であります。当センターでは、通常のMRI検査時に特殊な解析ソフト(VSRAD)を用い大脳や海馬の萎縮を算定いたします。認知症スクリーニングテスト(長谷川式簡易知能検査)は即時記憶の能力とともに流暢性などの前頭葉機能の簡易チェックと言えます。認知症と加齢性の生理的物忘れの診断は容易ではありませんが、これらの検査に併せ、血液検査(甲状腺ホルモン値、ビタミンB12、葉酸)の結果も踏まえた評価としています。時に本物の認知症とは違い‘仮性認知症’とも言われる治療可能な病状も見逃さないような検査項目と致しました。
どのような物忘れか?、例えば屋内の日常生活には困らないが目的を持った屋外での行動において間違える、家系的に認知症と診断された人が居るか?など、実際に脳ドック担当医による直接的にお話をお聞かせいただくことが認知機能検査の結果の精度を高めるのです。
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