セカンドオピニオン外来
セカンド・オピニオンとは
セカンド・オピニオンとは、直訳すれば、第2の意見・見解と言うことです。
具体的に説明しますと、診断や治療方針について現在お掛かりの病院の医師以外の他病院医師の意見をいいます。
患者さんの立場から考えると「手術をすすめられたけど、どうしたらいいか解らない」。など自分で重大な決断をしなければならないとき、医師からインフォ−ム(説明)を受けても、医療に関しての知識に乏しい患者さんやご家族にとっては、不安を覚えることがあります。ここで主治医以外の専門医に相談し、意見を聞いてみたいということになるのです。これは当然なプロセスです。
セカンド・オピニオンは、日本ではまだ普及していないため「主治医」に失礼になるのではと考えがちでしょうが、その心配はまったくありません。インフォ−ムド・コンセント(説明と同意)について十分に理解をしている医師であれば治療法を決定するのは患者さん自身や家族であることを十分に認識しているからです。つまり、インフォ−ムド・コンセントとセカンド・オピニオンは一対になっているものです。
アメリカでは、ここ10年の間に知らない人がいないほど定着しています。医師が診察の終わりに「セカンド・オピニオンをとりますか」と尋ねるのは当たり前のことなのです。医療も進歩をしている現在では、セカンド・オピニオンの必要性はより高まり、治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療がその患者さんにとって一番いいのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあるのです。知識に乏しい患者さんにしてみればなおのこと判断をすることは難しいものです。最新の医療情報を持っている専門医に相談にのってもらい、意見を聞くことがセカンド・オピニオンと称されていることなのです。
セカンドオピニオン外来受診に際して
8月1日からの受け入れは婦人科のみですが、準備が整いしだい他科にも拡大します。(詳細についてはこちら)
- セカンド・オピニオン外来の相談対象となる方
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- 原則ご本人となりますが、本人の同意書があればご家族でも相談は出来ます。
- 患者さんが未成年の場合は、続柄を確認できるもの(健康保険証)を持参願います。
- セカンド・オピニオン外来の受診が不可能な場合
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- 医療訴訟などを目的として相談される方
- ご本人とそのご家族以外の方、またご家族でも本人の同意書をお持ちでない方
- 主治医に対する不満があり、転医・転院を希望の方
- 既に終了した治療に関する相談の方
- 現在診療を受けておられる医療機関からの診療に関するできる限りの資料(診療情報提供書、レントゲンフィルム、超音波画像、検査デ−タ−)等をお持ちでない方
- 相談日申し込み方法
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- 完全予約制のため、地域医療連絡室にお申し込みください。
- 地域医療連絡室
TEL:06−4795−5533 FAX:06−4795−5535 受付時間平日9:00−16:00(土、日、祝祭日、年末年始は除く)
- 相談日
- ご希望に添えない場合がありますのでご理解賜ります。
- 費用
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- 全額自費となります。(健康保険は使えませんのでご注意ください。)
- ご負担いただく費用は:22,000円(税込み)
- 料金には、紹介状を書いて頂いた主治医の先生へのご報告作成料も含んでいます。
- 相談時間は1人につき30分を原則とします。
30分を超えた場合は15分につき11,000円(税込み)のご負担をお願いします。 - 相談までのながれ
- 申し込みの前に次のことを確認して下さい。
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- 患者さん本人が同意されています。
- 現在治療を受けている医療機関の同意があります。
- 診察・転医の目的ではありません。
- セカンド・オピニオンで質問する内容を決めています。
- 下記の書類が必要となります。(クリックして印刷できますが、郵送をご希望の方はセカンド・オピニオン外来専用受付へご連絡下さい。)
- 主治医の先生へ「セカンド・オピニオン外来から主治医の先生へのお願い」(本人が記載)をお渡しのうえ、「セカンド・オピニオン外来あて診療情報提供書」を作成していただき、資料を借りてください。
- 相談は完全予約制となっています。
- 相談予約
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- お電話にて、地域医療連絡室受付(06−4795−5533)にご連絡ください。
- 予約が取れましたら、相談案内票を大阪中央病院から郵送またはFAXします。
- ご注意
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- セカンド・オピニオン外来を受診された当日は、当院の一般外来は受診できません。一般外来受診を希望される場合は、後日あらためて受診をしていただきます。
- 相談当日は1階初診受付でカルテを作成してください。
- 相談後、1階会計で料金のお支払いをお願いいたします。
- セカンド・オピニオン外来を受診された当日は、当院の一般外来は受診できません。一般外来受診を希望される場合は、後日あらためて受診をしていただきます。
- 相談に際して必要なもの
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- 「相談案内票」をお持ち願います。
- 相談者がご本人以外では「セカンド・オピニオン外来相談同意書」、ただし、患者さんが未成年の場合は、ご相談者との続柄を示す書類(健康保険証等)で可とします。
- 主治医の先生に書いていただいた「セカンド・オピニオン外来あて診療情報提供書」
- 診療に関するできる限りの資料をお借りの上お持ちください。
(MRI、レントゲンフィルム、超音波画像、検査デ−タ−等)